外国為替の区分

  1. 並為替(送金為替)と逆為替(取立為替)
    • 並為替(送金為替)
      金銭上の債権・債務を決済する方法として、債務者から債権者に対して銀行を通じて債務の履行を行われることを並為替である。並為替は順為替または送金為替とも言われている。債務者が仕向銀行に送金対価を円貨で払い込み、アメリカの債権者に対して、米ドルの外国送金小切手によって行う仕組である。
    • 逆為替(取立為替)
      国際間の商取引等によって金銭債権・債務が発生した場合、債権者が銀行を仲介者として債務者から債権を取り立てる仕組を逆為替と呼ばれる。逆為替の手段として、債権者が債務者を支払人として振り出す為替手形が用いられる。足検車が、アメリカの債務者から為替手形により物品の売買代金を回収する仕組である。なお商品代金を単純に為替手形を回収する仕組のようだが、国際間の物品売買となる貿易取引の場合には、船荷証券を手形の担保にした荷為替手形が多く用いられる。
  2. 仕向け為替と被仕向け為替
    外国為替取引には起点と終点があるわけだが、外国為替取引をその起点から見て仕向け為替、終点から見て被仕向け為替と呼ばれる。また仕向け為替を取り扱う銀行を、仕向銀行、被仕向け為替を取り扱う銀行を、被仕向銀行と呼ばれる。なお、取立為替については、被仕向銀行を指して取立銀行、その取立手形を支払人に対して提示を行う銀行を提示銀行と呼ばれる。
  3. 売為替と買為替
    外国為替を銀行の立場から見て、銀行から顧客に売る取引を売為替、顧客から買う取引のことを買為替と呼ばれる。銀行から顧客に外貨債権を商品として売って対価として円貨を受領する場合が売為替であり、反対に銀行が顧客から外貨債権を買って対価を円貨で支払う場合を買為替と言う。なお外国為替相場についても、銀行の立場を中心とした売為替・買為替に対応して、売相場、買相場が区別される。
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